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100kmを走るのに適している自転車、適していない自転車

100kmを走るには相応の自転車が必要になります。10時間以上もペダルを回し続けることを考えるとパワーロスがなく、より効率的に走ることが出来る自転車が必要となりますので、一般的にママチャリと呼ばれている類の自転車はオススメできません。タイヤが細くて、自転車自体が軽量化されているスポーツタイプの自転車が必要となります。クロスバイクやロードバイク、マウンテンバイクなどがおすすめですが、なるべくなら自転車の重量が軽いほうがカラダに負担がかからず、余分な疲労が溜まることもありません。自転車で長距離を走るコツはいかにパワーを効果的に使うか、体力のロスをしないかにかかっているといっても過言ではないでしょう。

           クロスバイク

 

実はいちばん適しているのがクロスバイクになります。子供の速度に合わせて走ることを考えると、ロードバイクよりもクロスバイクの方が適しているように思えます。さらに走行中は何度も後ろを走る子供を振り返る必要があるので、前傾姿勢のきついロードバイクよりもやや上体が起きているクロスバイクの方が、後方を走る子供の表情を確認するのに向いていると思われます。

           ロードバイク

スピードが出やすいので大人が走りやすい速度で走ると子供にとってはオーバーペースになる可能性があります。ハイペース(巡航速度25キロ程度)で走れるお子さんであれば問題ありませんが、小学校低学年の場合には平均巡航時速が15~20キロ前後となるケースが多いので、ロードバイクだと不安定になるかも知れません。パンク修理キットや予備チューブ、携帯用空気入れを忘れずに。

           マウンテンバイク

 

パンクの心配が一番少ないのがMTBになりますがタイヤが太く、車体の重量が重たいので長距離を走ると体力的に親の負担が増えるかも知れません。ギア比やタイヤを替えることでかなり走りやすくなるケースもあります。

           通勤・通学用自転車

 

車体が重たク、重心のほとんどがお尻にかかっているので、長時間走行をするとお尻が痛くなってきます。もともとが長距離を走ることを前提に作られていないので、車重の一般的なクロスバイクの倍近い重さがあり、100kmを完走するのはかなりの根性と体力が必要とされるでしょう。

           電動アシスト自転車
 
電動アシスト自転車で走行可能な距離はせいぜい50km程度、途中でバッテリー切れを起こします。予備のバッテリーだけでも3キロ近い重さがあるので持ち歩くわけにいきませんし、時速20キロを越えるとアシストパワーが減少してくるので、普通の自転車と変わらないペダリングとなります。約30キロという重量の自転車を長時間乗るのはかなりの体力を要するので、電動アシスト自転車で100キロを走るのはかなり無謀な行為ともいえるでしょう。
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